滲出性中耳炎の子供の治療期間や症状の経過は?実際の経験を紹介!

滲出性中耳炎 子供

何度も中耳炎を繰り返す、また一度治ってもまたすぐにぶり返してしまうといったお子さんの症状に悩んではいませんか?

それ、もしかしたら普通の中耳炎ではなく「滲出性中耳炎」かもしれません!

発症の時期によって、実は言葉の発達の遅れを引き起こしてしまうこともある心配な病気の一つなんです。

今回はこの滲出性中耳炎について、我が子の実例も踏まえながら詳しく見ていきましょう。

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滲出性中耳炎の読み方は?急性中耳炎とどう違うの?

急な高熱と「ママ~!耳が痛い…」ときたら、多くの子供たちの場合急性中耳炎を引き起こしていることが多いですよね。

我が家の子供たちも鼻風邪をちょっとこじらせてしまうと、すぐにこういう状況に陥ってしまい「またか…」と頭を悩ませてしまいます。

急性中耳炎とは、風邪の細菌やウイルスなどが鼻やのどを通って耳の内部(耳管)のまで達してしまうことで、炎症から急な鼓膜の腫れや痛みが出たり高熱が出ます。

この急性中耳炎が長引いたり繰り返したりして起こるのが「滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)」です。

急性中耳炎の治療をきちんと行わないとこの滲出性中耳炎に移行してしまうこともあります。

滲出性中耳炎は、急性中耳炎の治療が不十分だったり風邪が原因で耳管が詰まり働きが悪くなることで、耳の中に溜まった滲出液を自力で排出できなくなった状態のこと。

急性症状を伴わないので、痛みや発熱などの症状がほとんど出ません。

代わりに耳の違和感や耳の聞こえ方に異常が出てくるのが大きな特徴です。

急性中耳炎のような激しい痛みや高熱を伴わないことが、早期発見を遅らせてしまう主な理由と言われています。

滲出性中耳炎の子供の症状は?熱や頭痛はあった?

そこで気になるのが滲出性中耳炎の詳しい症状ですよね?

次は症状についてもう少し詳しく見ていきたいと思います。

実は滲出性中耳炎では急性中耳炎のような高熱や頭痛、鼓膜の激しい痛みや耳垂れといった症状はありません。

もちろん夜中に急に痛みを訴えて泣くといったこともありません!

ただ我が子は、風邪による鼻炎からの急性中耳炎の繰り返しと延長で滲出性中耳炎になってしまっていたので、急性中耳炎が完治していない間は発熱や頭痛の症状もありました。

でも滲出性中耳炎にはもっと重篤な症状があるんです!

それは慢性的に耳が塞がったような感じ(耳閉感)がしたり、聴力の低下(難聴)といった兆候。

小さい子の場合こういった症状を自覚できなかったり、うまく伝えられなかったりするため発見が遅れるといったケースも多いようです。

そこで注意して欲しい子供の様子についていくつか挙げてみますので、チェックしてみて下さい。

〇何となく集中力がない(続かない)

〇呼びかけてもボーっとして返事がない(反応が遅い)

〇声が大きかったり、よく言葉を聞き返す

〇言葉の発達が遅い(なかなか出ない・少ない・不明瞭)

〇テレビの音を大きくしたがる

〇落ち着きがない

〇よく泣く・怒りっぽい

〇痛がりはしないが、よく耳に手を持っていく(特に乳児)

我が子の場合は、呼びかけてもボーっとして返事がなかったり、よく言葉を聞き返したりといったことが頻繁でした。

また普段から周りのお友達より少し声が大きかったり、言葉が不明瞭な点が特に目立ちました。

まだ小さい子の場合だと判断が難しいですが、あれ?と思い当たる項目があった時は一度耳鼻科を受診してみることをおススメします。

滲出性中耳炎の治療の方法や期間は?こんなに長くかかるもの!?

次に滲出性中耳炎の治療方法について見ていきましょう。

まずは鼻やのどの炎症を改善する薬やアレルギーを抑える薬などの内服や吸入といった投薬治療から開始します。

加えて状態によっては、抗生物質の服薬を指示されることもあります。

問題はその期間なのですが、基本的に3ヶ月~半年という長期戦になり子供さんはもちろんママやパパも根気が必要になってきます。

この投薬治療で改善してくれることが1番望ましいのですが、3ヶ月~半年経ってもなかなか改善が見られない時は鼓膜切開を行うことになります。

重症の急性中耳炎で切開したことがあるお子さんも多いと思いますが、方法はそれと同じで鼓膜に小さな穴を開けて中に溜まった滲出液を吸い出します。

これによって難聴になったりすることはありませんし、穴もすぐに塞がるので切開を繰り返してもあまり問題はなく心配はいりません。

我が子は現在この段階で様子を見ていますが、この鼓膜切開を繰り返しても滲出性中耳炎の治りが悪い場合は次の治療ステップへ進むことになります。

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最終的には鼓膜に細い穴を開け、そこに小さなチューブを挿入する「鼓膜チューブ挿入術」という処置をします。

これはのちほどご紹介する、滲出性中耳炎が原因で難聴になってしまった場合の治療法と後遺症の項目で詳しく見ていきたいと思います。

そしてもう一つ切開する前に通気療法といって、耳管に空気を送り中耳に溜まった滲出液の排出を促す方法がとられることもあります。

しかし一人一人鼻の構造が違うため、構造によってはこの治療法を受けることができない場合もあるようです。

また積極的に漢方薬を中心とした治療を推進している病院もありますが、漢方薬は安全に使える反面、効き目が比較的緩やかでかなり個人差が出てしまうという欠点があります。

この治療法を選択する場合は、担当医と相談してから治療を受けることをおススメします。

ちなみに我が子は漢方薬独特の風味が苦手だったようで、継続して飲むことができず途中で断念してしまいました…

効き目がゆっくりで目に見えにくいといった点も、不安症な私に漢方は向いていなかったようです。

でもここは個人差がありますので、病院で処方される一般的な医薬品だけでなく漢方も取り入れてみたいという方は一度試してみるのもアリかもしれません。

滲出性中耳炎の子供の薬が効いてるか不安。長期間の治療にどう気持ちを保ち続けた?

このように治療が長期間に渡ると精神的な不安も出てきますよね…

もちろん私も「本当に大丈夫なのかな…」と常に不安はありますが、薬の効き目があまりないと感じた時や鼻水や鼻詰まりが悪化しているかもと感じた時は即耳鼻科へGOです!

すると状況に応じて抗生物質の追加や薬の変更などをしてくれることもありますので、新しい治療の方向転換を試すきっかけにもなります。

また鼻水などの目立った症状がなくても、定期的にかかりつけの耳鼻科を受診し、信頼のおける耳鼻科医に不安なことはきちんと相談や質問をするようにしています。

やはり不安なままだと治療に専念できないと思いますので、まずは遠慮せずに分からないことや不安に思っていることなどをいろいろと医師に話してみましょう!

滲出性中耳炎は年齢と共に治ってくるとも言われていますし、治らない病気ではありません。

根気強く治療することで、早く症状を改善してあげられますので子供さんと一緒に頑張って乗り越えることが第一です!

滲出性中耳炎でもプールにいれても大丈夫?耳栓すればいい?

中耳炎と聞くと、やっぱり心配してしまうのがプールだと思います。

特に夏場だと入っていいものか悩むところですよね。

率直に言うと滲出性中耳炎の治療中は、プールに入ることはできません。

しかし軽症な場合や医師の診断によってはプールの許可が下りることもありますので、かかりつけの担当医に必ず確認してみて下さい。

またチューブを挿入している場合は、専用の医療用耳栓を装着すればプールにも入ることができます。

ただし医師の許可が下りていたり、耳栓を装着していても飛び込みや潜水などは絶対にしないようにしましょう。

症状が悪化したり、耳栓が取れてチューブ脱落の原因となったりしますのでそれだけは守って下さいね!

滲出性中耳炎で難聴になったら子供の言葉の遅れが心配…治療法は?後遺症は残るの?

滲出性中耳炎になると1番心配なのが、難聴による言葉の発達。

また物音の判別がつきにくいため思わぬ事故に繋がったり、保育園や幼稚園の活動についていけなかったり授業が分からず成績が落ちるといった問題も出てきます。

そんな深刻な状況にならないための治療方法として1番有効なのが、先ほども少し触れた「鼓膜チューブ挿入術」です。

これは、1年間ほど小さなチューブを切開した鼓膜に留置して中耳に溜まった滲出液を排出し、溜まらないようにする方法です。

1ヶ月に1度ほどの通院で大丈夫な上、中耳に滲出液が溜まらなくなるので煩わしい症状がなくなり特に難聴などに対して効果的な治療法だと言われています。

保険も適用されるので、費用の面でも比較的安心と言えます!

しかし小学生以上になれば外来での局所麻酔による鼓膜切開での挿入が可能ですが、小さいお子さんだと全身麻酔での手術となりますのでやはりリスクは高くなってしまいます。

また術後のケアを怠ったりすると感染症の恐れなども出てきますので、この場合も根気強く通院することが大事です。

完治するまではきちんと通院を怠らず、定期的に診察を受けさせてあげて下さいね!

適切な治療をすれば後遺症が残ることはないと言われていますので、安心して下さいね!

治療後も再発をさせないために、鼻を強くかまないことや鼻風邪をひいたかなと感じた時は早めに耳鼻科や小児科に連れていくなど、予防策も忘れずに。

まとめ

一番心配な滲出性中耳炎による言葉の遅れや難聴に対しては、早めに対処することが肝心。

もし中耳炎を繰り返したり、なかなか治らず長引いたりしているのなら一度耳鼻科に相談してみましょう!

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