葉酸サプリは妊娠前と妊娠中どっちに飲むのがいいの?

葉酸サプリ 妊娠前

妊活中の女性や妊娠中の女性が摂るべき栄養素として「葉酸」が挙げられます。

1日3度の食事だけでは摂りきれないのでサプリメントを上手に利用しようと言われていますが、妊娠初期・中期・後期で効果は異なるのでしょうか?妊娠中の葉酸の効果を調べてみました。

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葉酸のサプリは妊娠中だけでなく妊娠前から飲んで効果あるの?

妊活中や妊娠中の女性に大切といわれる葉酸ですが、政府が提唱している推奨摂取量は食事で摂取するのが難しいと知っていましたか?

推奨される葉酸の1日の摂取量は次のとおりという指針が出ています。

18~29歳 推奨量:240 / 耐容上限量:1300
30~49歳 推奨量:240 / 耐容上限量:1400
妊婦 推奨量:+240
授乳婦 推奨量:+100
妊娠を計画している女性・妊娠の可能性のある女性:推奨量+400
(単位:マイクログラム/日)

実際の食材に含まれている葉酸の量は次のとおりです。

食材名・葉酸の量(100gあたりのマイクログラム)

あまのり/焼きのり  1900
いわのり/素干し  1500
乾燥わかめ/素干し  440
えだまめ/ゆで 260
ブロッコリー/花序、生 210
ほうれんそう/葉、生 210
アスパラガス/若茎、生 190
卵黄/乾燥卵黄 250
フォアグラ/ゆで 220
ぶた/肝臓、生 810
うし/肝臓、生 1000
アボカド/生 84
いちご/生 90
マンゴー/生 84
さくらんぼ/米国産、生 42
キウイフルーツ/生 36
プルーン/生 35
りんご/生 5

食品由来の葉酸は「食事性葉酸」と言われていて、保存や調理などで失われる量を考えると、体内で吸収される量は約50%と言われています。

葉物野菜や果物を見てみると、なかなか1日の推奨量を食べることは難しいですよね。効率よく摂取しようと思うと、やはり葉酸サプリメントが強い味方になります。

この葉酸サプリメントですが、いつから飲み始めるといいのでしょうか。

政府が推奨している摂取量を見てみると「妊娠を計画している女性・妊娠の可能性のある女性:推奨量+400」となっています。実は「妊娠前が一番多く摂取しなければならない時期」になっているんですね。

これは「葉酸不足が赤ちゃんの先天的な病気『二分脊椎症』の原因」と考えられているからです。

受精卵はどんどん細胞分裂を繰り返して「人」になっていきます。神経系や脳、心臓などの重要臓器は最初に作り上げられます。

この初期の段階に神経系が正常に作られなくて異常が出る病気が二分脊椎症です。ですから「先天的な病気『二分脊椎症』の予防を期待する場合は、妊娠前から推奨される摂取量をとっておくべき」です。

葉酸サプリメントは妊娠を望む女性は妊娠前からしっかり摂取しておくべきと言えます。

葉酸のサプリは妊娠初期に飲んだほうがいいみたいだけど、本当にみんな飲んでる?

葉酸のサプリメントがいい、と言われていますが妊娠前から飲んだり、妊娠初期に飲んでいる人は多いのでしょうか。

私自身、最初の妊娠時(流産した時。約8年前の時)は葉酸は飲んでいませんでした。妊活を意識したことがなかったですし、サプリメントにも関心が余りありませんでした。

流産した時に産婦人科で看護師さんから話を聞いて「葉酸を飲んだ方がいい」と思って葉酸サプリメントを飲むようにしました。

流産後、2度の妊娠・出産をしましたがどちらの時も「葉酸と鉄」が同時に摂取できるサプリメントを飲んでいました。

厚生労働省は平成12年に葉酸を摂取するよう勧告を出し、平成22年に「日本人の食事摂取基準・2010年版」を公表しています。

出生前診断が広く知られるようになってからは、予防にも関心が集まるようになりました。ネットやスマホの普及で情報を簡単に得られるようになったこともあって、葉酸やサプリメントなどに関する情報が広く知られるようになったのかもしれませんね。

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今では産婦人科に行くと置かれているパンフレットや雑誌などに必ずといっていいほど「葉酸」の情報が見られます。

厚生労働省 難治性疾患克服事業・研究班 葉酸普及研究会
http://yousan-labo.jp/index.php

こうしたHPもありますので、参考にして摂取するようにしてくださいね。

葉酸のサプリは妊娠中期も摂るほうがいいの?

妊婦は積極的に葉酸を摂取した方がいい、といいます。ですが、妊娠は初期・中期・後期がありますよね。赤ちゃんの先天的な病気を予防する、という観点から言えば「妊娠前」「妊娠初期」が非常に重要な時期です。

しかし、それ以降は葉酸が不要というわけではありません。葉酸は水溶性ビタミンの一種です。ビタミンは人に欠かせない成分のひとつです。

18~29歳 推奨量:240 / 耐容上限量:1300
30~49歳 推奨量:240 / 耐容上限量:1400
妊婦 推奨量:+240

妊婦でなくても推奨量は240です。これだけは最低でも摂っておくべきだ、と政府は指針を出しています。食べ物からこれだけ摂取するのが難しい場合は葉酸サプリメントが有効だです。

ビタミンといえばビタミンAが有名です。妊婦はビタミンAを摂取しすぎないようにすべき、という話は有名ですよね。ビタミンAが豊富な「うなぎ」が妊婦にとってはNG食材のように言われるのは、ビタミンAは過剰摂取すると体の中に蓄積してマイナスな効果が出てしまうからです。

葉酸はビタミンの一種ですが「水溶性ビタミン」です。これは多く摂っても尿中に溶けて体外に排泄されます。このため、脂溶性ビタミン(体内に蓄積していくビタミン)よりは害が少ないと考えられます。

利用するサプリメントを変えるなどして摂取する量を調整して妊娠中期でも葉酸は摂取したほうがいいですよ。

葉酸のサプリを妊娠後期に飲むのはいいの?喘息やアトピーは大丈夫?

葉酸はビタミンの一種です。妊娠に特化した栄養素ではなく、普段から体に必要な栄養素のひとつです。ですから、妊娠前や妊娠中に関わらず、一定量(18~29歳、30~49歳の推奨量:240、妊娠中 推奨量+240)は摂取しておくといいですよ。ただ、過剰摂取には注意したいですよね。

葉酸(プテロイルモノグルタミン酸)を大量(1~10mg)摂取すると、発熱・蕁麻疹・紅斑・かゆみ・呼吸障害などの葉酸過敏症を起こすことがある。
また、ビタミン B12 欠乏症の診断を困難にしたり、亜鉛と複合体を形成して小腸からの亜鉛の吸収を抑制する可能性があるため、食事摂取基準でも上限量が設けられている。
また、「妊娠後期(30-34 週)に 1mg の葉酸(プテロイルモノグルタミン酸)のサプリメントを飲んでいた場合は、飲んでいなかった場合と比べて、小児が 3.5 歳の時点で喘息になるリスクが 1.26 倍高かった」という報告もある。

引用元:「胎児の正常な発育に役立つ「葉酸」を摂取できるとうたった健康食品」の報告書
(国民生活センター)
※1mg=1,000マイクログラム

国民生活センターによると、こうした過剰摂取による症状が報告がされています。大量に摂取するのは避けた方がいいと考えられますね。

ただ、この報告書にある1~10mgというのは本当に多い量です。食品だけではまず無理な量と考えていいですね。

これだけ多量の葉酸を摂取するのは、サプリメントのとりすぎが原因でしょう。怖いのは「どのサプリメントにどんな成分がどれだけ含まれているのか」を知らないでサプリメントを摂取することです。

サプリメントは簡単に大量の栄養成分を摂取でき、それらは体に吸収されやすいよう工夫されています。

サプリメントを利用する際は「なにがどれだけ入っているのか」「過剰摂取にならないか」に気を付けたいですね。

まとめ

妊娠中に葉酸をたくさん摂取しよう、と言われているのは「妊娠前~初期に葉酸不足を防ぎ、先天的な病気『二分脊椎症』を予防しよう」といわれているからです。

妊娠中期、後期であっても通常のビタミン類と同じように考え、推奨摂取量は最低でもとるようにしたほうがいいですね。ただ、過剰摂取には注意しましょうね。

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