妊婦の便秘でいきむと破水しないか心配。どのくらいまで力いれて大丈夫?

妊婦 便秘

妊娠中はそれまで普通だったことでも「大丈夫かな?」と心配になりがちです。

特にお腹に力を入れることには強い不安を覚えますよね。お腹に力を入れると言えば、排便です。

特に便秘の時はいつも以上に力が入りますよね。いきむことで破水しないか心配。

でも、強くいきまないと便秘が解消されない。そんな妊婦のいきみが大丈夫かどうか調べてみました。

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妊婦の便秘でいきむと破水しないか心配。どのくらいまでなら大丈夫?

まず、普通の妊婦は少々いきんだくらいでは破水しません。

そもそも、子宮を包む筋肉は自分の意志で動かすことができる筋肉ではありません。排便のためにいきんで力が入る筋肉と、子宮が収縮する筋肉は全くの別物です。

子宮が強く収縮したり、外部から強い刺激を受けない限りは破水しませんし、子宮口はいきんでも開かないので赤ちゃんが出てきてしまう心配はありません。

ただ、次のような場合は別です。

・切迫早産の可能性がある人
・お腹が張りやすい人
・臨月に入っていて、いつ、破水してもおかしくない人

この場合はいきんでお腹に力が加わり、内部の圧力が上がることで子宮に刺激が加わる場合があります。それによって子宮自体が圧迫されたり、胎盤に届く血液量が減ったりする危険があります。

また、どの程度いきんでも大丈夫か、というのは人によって違いますが、次のようなことをしなければ大丈夫です。

・息を止めていきむ
・長時間、便器に座り続けていきみ続ける
・全力でお腹の中のものを絞りだそうとする
・顔が真っ赤になるくらい力を入れる

こうしたことはやらないでくださいね。そもそも便秘の時はいくらいきんでも便は出ません。便秘の原因を取り除かなければ出ませんから「とりあえず、強くいきむ」というのは止めましょう。

・大きくなった子宮が腸を圧迫している
・水分不足で硬くなった便が栓をしている
・交感神経と副交感神経のバランスが崩れている
・腸の動きが鈍くなっていて、便が移動しにくい
・腸がけいれんするように異常な動きをしていて便がスムーズに動かない

便秘の原因はいろいろです。原因によって対応策も異なります。いきむのは止めて、簡単に行える次のようなことを試してください。

・水分をたっぷり摂る
・フラフープを回すようにユルユルとお腹を揺らして腸をゆさぶる
・深呼吸をする
(息を5秒間吸う→3秒間止める→7秒間で吐く。これを10回くらい続ける)
・軽いウォーキングをする

こうしたことを試してみてください。「水分不足で便が硬くなるのを防ぐ」「腸が捻れたり、便が偏っているのをほぐす」「交感神経と副交感神経のバランスを整える」この3つを自分で試してみてください。

こうしたことを試しても便秘が続くなら産婦人科で相談して薬を処方してもらいましょう。

妊婦の便秘でいきむと早産にならない?

単に便秘でいきんだからといって早産する心配は不要です。排便のためにお腹に力を入れたからといって、子宮の筋肉が収縮し、赤ちゃんが外に出るようなことはありません。

適度ないきみは腸に刺激を与えて便通をよくしますし、自力で排便するためにはお腹に力を加えることが必要です。

しかし、息を止めて過度にいきむと「血圧があがる」「お腹の中の圧力が高くなる」「酸素の取り込みが不十分になる」「交感神経が緊張し過ぎる」という悪影響が考えられます。

お腹が張りやすい人や、胎盤などの位置で早産が心配されている人は、必要以上にいきむことは止めましょう。血行不良、過度の緊張、神経のバランスの崩れといったマイナスの現象がトラブルに繋がる可能性があります。

いきむことが必ず早産することに繋がるわけではありませんが、体に良いことではありません。それに先の項目でも挙げましたが、便秘はいきんでも治らないケースがほとんどです。

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ちょっと力を入れれば解消される軽度の便秘の時は、いきんでも子宮に影響はないと言えます。

少々いきんだくらいでは解消されない便秘の場合は一旦、いきむのは止めましょう。そして「腸をほぐす」「深呼吸」といった「いきむ以外の方法」をとってみてください。

多少のいきみは問題がないといっても「便秘解消のために強くいきむ」ということは避けましょう。

妊婦の便秘でいきむと後期と初期で赤ちゃんにどんな影響がある?

いきむことが子宮や赤ちゃんに悪影響を及ぼすことはほとんどないといえます。ですが、強くいきむことで起こる次のような現象はマイナスになるケースが多いと言えます。

・いきむために息を止める
・便秘に対して強いストレスを感じる
・いきんで筋肉を緊張させ続ける

こうした行為は体内の酸素量を減らしたり、交感神経を強く刺激し続けます。また、便秘でストレスを感じると精神的にナーバスになりやすく、睡眠不足などの事態を招いて健康状態を悪化させる可能性があります。

こうしたことからホルモンバランスが崩れたり、血圧が高くなったり、腸がけいれんするなどの影響がでることがあります。

妊娠初期の場合、そうしたことが出血、早産、赤ちゃんの発育不十分に繋がる危険があります。

また、妊娠後期の場合は、お腹の張り、早産、胎動が弱まる、高血圧症の原因になる可能性があります。

便秘でいきむこと自体ではなく、過度にいきむことによって起こる現象がトラブルに繋がる可能性があります。

ただ、精神的なトラブルなどは便秘でなくても起こりえます。便秘に限らず、なにか不安に思うことがあったら早めに産婦人科で相談して対策を取るようにしましょう。

妊婦の便秘でいきむと尿道と肛門の間が腫れちゃった。大丈夫?

ちょっと注意したいのは便秘が原因でいきむと尿道と肛門の間が腫れる、というケースです。この場合「直腸瘤」の可能性があります。

直腸瘤とは、直腸の壁と膣の間にある筋肉が緩んでしまい、直腸の一部が膣の方へ膨らんでいる状態を言います。

酷くなると排便しようとしても便が膣の方へ膨らんだ所に入ってしまって、なかなか外へ出なくなります。排便するためには、膣の方へ膨らんできている所を外から押し返し、便が外へ出るよう促す必要があります。

膣と直腸の間にある筋肉が緩む原因には、加齢、出産、コラーゲン不足、筋力低下、骨盤のずれなどが挙げられます。

直腸瘤は女性に多くみられるもので、気付かずに「便秘気味(でも悩むほどじゃない)」と思っている人も多いそうです。

また、軽度の場合は治療する必要もなく、水分を多く摂ったり運動で腸を刺激するなど毎日、軟らかい適度な便が出る環境を整えれば問題ないケースがほとんどだそうです。

ただ、排便に支障が出る、そこに便が詰まっていつも便秘になる、という場合は治療が必要です。妊娠中は産婦人科に相談し、出産後には便秘外来や肛門科、消化器外科などで診てもらうとよいそうです。

根本的な治療を行うのは出産後になりますが、慢性的な便秘症にならないよう注意したいですね。

便秘でもいきむ以外の方法を試してみて

安定期に入る前の妊娠初期や、いつ破水が起こるかわからない妊娠後期にはお腹に力をいれること、便秘のいきみが不安に感じられますね。

ですが、いきんだからといって直ぐに早産や破水の心配はありません。適度に腸を刺激し、便秘解消に努めましょう。

ただし、便秘だからといって頑張りすぎたり、いきみ続けるのはやめましょう。血圧が上がったり、交感神経が緊張し過ぎたりすると、血行不良や酸素不足、交感神経と副交感神経のバランスが乱れてマイナスの影響が出てしまいます。

便秘の時はいきむだけでなく、多めの水分を摂取したり深呼吸、腸を動かすといった方法を日常的に試し、それでも難しい場合は産婦人科で相談して薬をもらう。そんな「いきむ以外の方法」で改善を目指しましょう。

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